ロックファン待望のローリング・ストーンズの11年ぶりのニューアルバム「BLUE & LONESOME」を早速聴いてみました。初期のストーンズが好きな人にも、たまらない1枚だ。彼らの音楽のルーツであるブルースに敬意を表し、また70歳を超えてるとは思えないパワーとグルーヴを感じる。
曲はすべて、カヴァー曲だが、少し想定外のブルース曲も収録されていた。ストーンズと言えば、初渡米の時にも真っ先にシカゴのチェス・レーベルに向かったという話があるぐらい彼ら(ローリング・ストーンズ)の音楽のルーツとなっている。チェス・レーベルと言えば、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフが有名だけど、マディの曲は1曲もなく、ハウリン・ウルフやリトル・ウォルターを選んでいて予想以上のディープさだ。
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ロンドンでたった3日間でスタジオ録音されたという今回のアルバムは、キースの発案でミックに火がついてしまったアルバムなんだろうね。1曲目のリトル・ウォルターの「Just Your Fool / ジャスト・ユア・フール」から、ミックの歌もすごいけど、ハーモニカもすごいし、チャーリーの「シカゴ・シャッフル」ちょっとつんのめた感じの叩き方が一層スリリングなサウンドになっている。
隣のスタジオで録音中だったエリック・クラプトンのゲスト参加という豪華なオマケ付き。アルバムの締めくくりのラス曲の中で、太めのトーンでソロを聴かせているのが、エリック・クラプトン。
「ブルー&ロンサム」は、彼らがブルースをこよなく愛し、往年のブルースマンに敬意の念を抱いていることがみごとに表れている。将来ロックの名盤にも数えられるアルバムだ。
ロン・ウッド(69歳) ミック(73歳) チャーリー(75歳) キース(72歳)
All of these songs have antecedents. We’re paying our respects, but we’re taking the blues forward and hopefully introducing them to a whole new generation of fans.
収録曲にはすべてオリジナル奏者がいる。我々は彼らへの敬意を込めつつ、ブルースを前進させ、新しい世代のすべてのファンに紹介できればいいと思っている。
~Mick Jager ミック・ジャガー~
When we started playing in London in 1962 we started off with Chicago Blues. If you wanted stardom and fame that was not way to go.
1962年にロンドンでライヴをスタートさせたとき、俺たちはシカゴ・ブルースから始めた。当時、スターダムや名声が欲しいと思っていた連中は、そんなやり方しなかったね。
~Keith Richard キース・リチャード~
これがきっかけでブルースが再注目されたりしないかな!?
本当は、「BLUES」は「ブルース」ではなくて、「ブルーズ」です。
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