死ぬまでに聴くべきロックの名盤:サイモン&ガーファンクル/Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋) (1970)

死ぬまでに聴くべきロックの名盤:サイモン&ガーファンクル/Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋) (1970)

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サイモン&ガーファンクルって?

都会派ニューヨーク生まれの2人

サイモンとガーファンクルは、ニューヨークの小学校の同級生でした。トム&ジェリーというデュオでデビューするも成功は出来ず、64年にサイモン&ガーファンクルとして再デビューする事になります。当初は、話題にもならなかったようですが、65年にフォーク・ロック調にリメイクされた「サウンド・オブ・サイレンス」が全米チャートを上昇。

 

才能豊かな2人

66年1月に「サウンド・オブ・サイレンス」は1位を獲得し、一躍人気デュオになります。その後のポールの卓越した曲作りとアートの高い澄んだ歌声、絶妙なハーモニーでヒットを連発。ここで紹介する大傑作「明日に架ける橋」を最後に70年に解散。2人はそれぞれソロとして活躍。81年に再結成コンサートを行い、その後も何度か再結成ツアーをしています。



サイモン&ガーファンクルの集大成アルバム

サイモン&ガーファンクルの最後のアルバム

サイモン&ガーファンクルの通算5作目のアルバムで、このアルバムを最後にサイモン&ガーファンクルは解散となります。その集大成ともいえるこのアルバムは、一家に一枚と言える素晴らしいアルバムです。

このアルバム製作中にアート・ガーファンクルは、映画の撮影で多忙中でレコーディングに参加出来ない状況が続いていました。この頃から2人の間に溝が出てきたようです。アート・ガーファンクルは、曲作りが出来なかったのか、作らなかったのか、ポール・サイモンの曲作りの才能を認めつつも、自分の存在価値を俳優業に見つけ出したかったのかもしれません。

実際、この名盤中の名盤のほとんどは、ポール・サイモンの作詞、作曲です。本当に素晴らしい才能だと思います。



グラミー賞6部門で受賞

このアルバムの評価も素晴らしく、グラミー賞では、最優秀アルバム賞、最優秀録音賞。さらにシングル・カットされた「明日に架ける橋」も含めると6部門での受賞となりました。

全世界で2500万枚の売上

ビッグ・ヒットの数々

68年の秋から100時間以上を費やしての力作「ボクサー」が実質先行シングルとなります。全米7位、全英6位のヒットになります。

続いて「明日に架ける橋」は、全米1位6週間連続、全英でも1位を獲得。メロディと言い歌唱といい、深く力強いサウンドで今までになかったような曲です。


Simon & Garfunkel – Bridge over Troubled Water (from The Concert in Central Park)

 

「いとしのセシリア」も、全米4位などのビッグ・ヒットが続く。

ロス・インカスの曲にサイモンが歌詞をつけ、「コンドルは飛んでいく」が全米18位。

 

みんな好きな「バイ・バイ・ラブ」

ライブで8000人の観客の手拍子を収録した2人の原点エブリー・ブラザーズのカヴァー「バイ・バイ・ラブ」もヒットし、日本でも人気の曲です。

アルバムは、全世界でヒットし、10週連続全米1位。全英チャート33週1位になりました。

 

エルヴィス・プレスリーが歌う「明日に架ける橋」も深みのある声でいいです。




Track Listing
01 Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋) 4:52
02 El Condor Pasa(コンドルは飛んで行く) 3:06
03 Cecilia(いとしのセシリア) 2:55
04 Keep the Customer Satisfied 2:33
05 So Long, Frank Lloyd Wright 3:41
06 The Boxer 5:08
07 Baby Driver 3:14
08 The Only Living Boy in New York 3:58
09 Why Don’t You Write Me 2:45
10 Bye Bye Love 2:55
11 Song for the Asking 1:49

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