死ぬまでに聴くべきロックの名盤:サイモン&ガーファンクル / Bookends(1968)
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サイモン&ガーファンクルのコンセプトアルバム
ポール・サイモンの底力
1967年に発表されたビートルズの『サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は、コンセプトアルバムの先駆と言われています。このアルバムが、与えた影響は、計り知れず、この種のアルバムが続出しました。ここで紹介するサイモン&ガーファンクルの『Bookends / ブックエンド』もそういった扱いをされるアルバムです。しかしポール・サイモンは、アルバム1枚を費やすことはせず、コンセプト・アルバム的要素はA面だけでいいと、考えた様です。
A面とB面で全く違う
A面の1曲目~7曲目までは、「Bookends」で挟まれ、トータルで表現されているのに対し、B面は、若きダスティン・ホフマン主演の映画「卒業」のために書かれた曲が多い、「オーバース」「パンキーのジレンマ」なども映画の提供曲だったが、不採用になった。唯一採用されたのが「ミセス・ロビンソン」でした。
名曲だらけのアルバム
アルバムから4曲ものシングル・カット
「冬の散歩道」「動物園にて」「フェイキン・イット」はシングル・カットされました。もちろん「ミセス・ロビンソン」も映画の公開と共にシングル・カットされ、サイモン&ガーファンクルの全米1位シングルは、「サウンド・オブ・サイレンス」も続き2作目になります。
サイモン&ガーファンクルのヒット曲『ミセス・ロビンソン』
もともとは、「ミセス・ルーズベルト」だったのを映画に合わせて「ミセス・ロビンソン」に変更しました。アルバムは、映画のサントラと1位を競う様に、全米1位に。
映画「卒業」
Track Listing | ||
---|---|---|
01 | Bookends Theme | 0:32 |
02 | Save the Life of My Child | 3:07 |
03 | America | 3:08 |
04 | Overs | 2:46 |
05 | Voices of Old People | 4:26 |
06 | Old Friends | 3:05 |
07 | Bookends Theme | 9:41 |
08 | Fakin’ It | 2:13 |
09 | Punky’s Dilemma | 3:42 |
10 | Mrs. Robinson | 4:02 |
11 | A Hazy Shade of Winter | 2:17 |
12 | At the Zoo | 2:21 |
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