死ぬまでに聴くべきロックの名盤:ジミ・ヘンドリックス / Axis: Bold As Love(1967)

死ぬまでに聴くべきロックの名盤:ジミ・ヘンドリックス / Axis: Bold As Love(1967)

Label:Reprise
Producer: Chas Chandler
Art Direction: Ed Thrasher
Running Time: 38:49


ジミ・ヘンドリックスのセカンドアルバム

ジミ・ヘンドリックスのベスト・アルバムに挙げる人も多い

このセカンド・アルバム「Axis: Bold As Love」を、ジミ・ヘンドリックスのベストに挙げる人は結構います。おそらく統計的には、サード・アルバムの「Electric Ladyland」を上げる人が多いですが。

このセカンド・アルバムは、ファースト、サード・アルバムに比べ、ファズが少なく、メロディアスな名曲が多いです。他のアルバムに比べて時間の長い曲もなく、聴きやすくとてもまとまったアルバムと言えます。

ジミ・ヘンドリックスの印象が変わる

ジミ・ヘンドリックスと言えば、ギターを歯や背中に擦り合わせ弾いたり、ライブでは、ギターに火をつけ、破壊するなどのパフォーマンスでも有名ですね。その印象とはちょっと違う、メローなジミ・ヘンドリックスを聴くことが出来るアルバムでもあります。

「She’s So Fine」以外の12曲は、すべてジミ・ヘンドリックスの曲で、本来こんなメロディアスな曲をもっとプレイしたかったかもしれない。このアルバムで、ギタリストとしてもだが、ソングライターとしてのジミ・ヘンドリックスを再確認してほしい。そんなアルバムです。

実際には、活動の後半、聴衆も激しいステージ・パフォーマンスと衣装をジミ・ヘンドリックスに求めた。



時代はサイケデリック・カルチャー

伝説のフェス「ウッドストック 1969」でも演奏した。

伝説のフェス「ウッドストック 1969」でも、このアルバムの楽曲が演奏された、「Spanish Castle Magic」。今の日本でも空前のフェス・ブームと言えますが、1960年代後半から70年年代前半までは、当時もフェス・ブームでした。ジミ・ヘンドリックスも数多くのライブに出演し、映像や音源が残っています。そんな中でも「ウッドストック」での出演は、3日目の最後の出演で、観客がまばらの中の演奏は印象的です。

 

人気曲「Up The Skies(空より高く)」

シングル・カットもされたこの曲は、宇宙人目線の歌詞で、久しぶりに戻った地球は、焼き尽くされたニオイがするなどの歌詞。

 

 

ちなみにシングル・カットされたB面は「One Rainy Wish」で、私は好きな曲のひとつです。有名曲ではありませんが、このメロディアスでメローな感じがたまりません。

 

このアルバムの楽曲は、現在まで数多くのアーティストにカヴァーされてきました。


若かりしジミ・ヘンドリックス

ジミ・ヘンドリックスのバック・バンド時代の貴重映像

後ろのバック・バンドの一番左のギタリストが若き日のジミ・ヘンドリックスです。左利きなので分かります。

リトル・リチャードのバック・バンド時代

動く映像では、ないですが、ギターは、ジミ・ヘンドリックスです。





“I wanted to be listened to”   Jimi Hendrix, 1970

 

Track Listing
01 EXP 1:55
02 Up From The Skies 2:55
03 Spanish Castle Magic 3:00
04 Walt Until Tomorrow 3:00
05 Ain’t No Telling 1:45
06 Little Wing 2:24
07 If 6 Was 9 5:32
08 You Got Me Floatin’ 2:45
09 You Got Me Floatin’ 2:46
10 She’s So Fine 2:37
11 One Rainy Wish 3:40
12 Little Miss Lover 2:20
13 Bold As Love 4:09

【関連記事】





LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です