RADIOHEAD レディオヘッド『Creep』に込めた特別な想いとは!?

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RADIOHEAD レディオヘッドの音楽性

8月20日・21日に開催される「SUMMER SONIC 2016」に登場するRADIOHEAD。1985年にオックスフォードで結成され、活躍を続けているイギリスのバンドだ。ポストパンクやオルタナティブロックを軸に、ポストロックや電子音楽、ジャズ、クラシック音楽、現代音楽を融合した多様な音楽性が見もののバンド。また、アルバムごとに音楽性が変わり、その実験的な活動に注目が集まっている。


 

ちと自虐的な『Creep クリープ』

そんなRADIOHEAD(レディオヘッド)の代表曲と言えば、『Creep』を挙げる人が多いだろう。RADIOHEADの1stアルバムである『Pablo Honey』から先行リリースされたシングルである。RADIOHEADの出世作でもあり、Nirvanaの『Smells like team spirit』やBeckの『Loser』と並んで、オルタナティブロック・ムーブメントの代表作として捉えられている。

 

Youtubeで、この動画は、1億5800万回再生されている!

曲調は物悲しい陰鬱なメロディから一転してサビでは激しいサウンドが鳴り響く。歌詞はTom Yorkeの若い頃の苦悩が描かれており、彼が出口の見えない孤独に苦しめられていたころの思い出が凝縮されている。僕は、あまり自虐的な歌は好まないけど、この「Creep クリープ」には、美しい哀愁を感じます。

 

RADIOHEADは「Creep」を封印していた

しかし、RADIOHEADは1998年以降、この『Creep』をライブで演奏することはめっきり少なくなった。なぜなのだろうか? これにはいろんな説がある。


 

まず、1stアルバム『Pablo Honey』そのものに思い入れがないためである。Tomは昔、「できれば『Pablo Honey』は出来れば、ディスコグラフィに入れたくない作品だ」と言っていた。それほど、この『Pablo Honey』はメンバーにとっては「駄作」そのもので、自分たちのキャリアとしては認めたくないと考えているようだ。

 

また、こんな説もある。『Creep』のヒットのおかげで、これを超える曲を作らなければならないというプレッシャーに、メンバーは襲われたという。メディアから「一発屋」と非難されるのが怖かった彼らはこの曲を呪ったのだ。さらに、Tom Yorkeはこのころ、自分の声に自信が持てなくなり、自分の持つドラマティックなボーカルに対して、「耐えられない」と言っていたという。

 

そのような苦しみの想いがあるため、この『Creep』は大ヒット曲にもかかわらず、「封印」されてしまった。近年、この曲が公で聞けるチャンスがあったのは、2003年の日本で開催されたSummer Sonicだった。今年のSummer Sonicでも『Creep』は演奏されるのだろうか? 今から注目したい。

必見! 2003年サマーソニックでの「Creep」LIVE映像 みんなで熱唱したサマソニ♪

ちなみに僕はこの中にいました。いましたか?

 

Radio Head Tシャツは、完売しました。ありがとうございました。




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