Queen クィーン / Queen Ⅱ(1974)
Label : EMI
Producer : Various
Art Direction : Mick Rock / Queen
Nationality : UK
Running Time : 40:28
「Queen Ⅱ/ クィーン」はグループが英国で初めてチャート5位とヒットさせたセカンドアルバムだが、このアルバムの影響で以前のデビュー·アルバムも翌週チャートインした。
彼らのバンド名を冠したファースト·アルバムは、QueenやプロデューサーRoy Bakerを率いる会社のTridentスタジオにて、朝10時から3時間と夜中の空いた時間に録音された。
このセカンド·アルバム「Queen Ⅱ」の特に「The March Of The Black Queen」は、Bakerによると考えられる限りの演奏テクニックと制作テクニックを駆使して作られたのだが、
十分にそれに見合うだけの成果があった(特に米国ではトップ100に入った)。
おそらく驚きに値するのは、Queenの開放的で、スタジアムで賛歌が起こるバンドという、今日の立ち位置?名声?を考えると、
これが疑いなくダークな?暗い?アルバムだということだ (サイド1、サイド2は、それぞれ白面、黒面と呼ばれている)。A面は、ホワイトサイドと呼ばれ、ブライアン・メイが中心に作曲。
B面は、ブラック・サイドと呼ばれ、フレディ・マーキュリーがすべて作曲という構成。アルバムは、ロック(「Ogre Battle」)や、バラッド(「Nevermore」、「White Queen」)や、神話的な要素を盛り込んだプログレッシブロックの冒険作 (ビクトリア朝の画家Richard Daddの名画にちなんで名付けられた「The Fairy Feller’s Master-Stroke」)まで、多種多様だ。
2曲目の「Father To Son」, 1979年の「大都会」はこの曲を参考に作られてる(ほぼ確信している)。
とどめは、Queenを成層圏に押し上げるきっかけとなったトラック「Seven Seas Of Rhye」である。Bakerによると、この曲が英国トップ10に入るヒットとなった主な理由は、Queenがイギリスで最も影響力の強いテレビ音楽番組「Top Of The Pops」でこれを演奏したからだという。その後シングルカットされた。
その時の貴重な映像がコチラ、残念ながらモノクロだが。
ギターリストのBrian May(ブライアン・メイ)もこう言っている。最初の20秒で全世界観が現れるため、曲全体を聴いたも同然だ。ものすごい勢いで始まり、そこにボーカルがストレートに入ってくる。
米国では、ヒット·シングルはなかったが、このアルバムはアルバムとして、なんとかトップ50入りした。
“We’re a very expensive group; we break a lot of rules…my dear.” Freddie Mercury, 1977
「僕たちは、とても高くつくグループだ、多くのルールを破るからね」フレディ・マーキュリー
Track Listing | ||
---|---|---|
01 | Procession | 1:12 |
02 | Father To Son | 6:12 |
03 | White Queen (As It Begin) | 4:33 |
04 | Some Day One Day | 4:21 |
05 | The Loser In The End | 4:01 |
06 | Ogre Battle | 4:08 |
07 | The Fairy Feller’s Master-Stroke | 2:39 |
08 | Nevermore | 1:17 |
09 | The March Of The Black Queen | 6:03 |
10 | Funny How Love Is | 3:14 |
11 | Seven Seas Of Rhye「輝ける七つの海」 | 2:48 |
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