死ぬまでに聴くべきロックの名盤:キッス KISS / Destroyer (1976)

キッス KISS / Destroyer (1976)

Label: Casablanca
Producer : Bob Ezrin
Art Direction : Dennis Woloch
Nationality : USA
Running Time : 33:03


KISS(キッス)って

ポール・スタンレー(vo,g)、ジーン・シモンズ(b,vo)、エース・フレーリー(g,vo)、ピーター・クリス(vo,ds)の4人により、72年にニューヨークで結成。派手なメイクは、他のバンドとの差別化を図るため、結成時から施していたという。

74年にデビュー。ライブの評判とは裏腹に当初はセールスでは苦戦していたが、75年のライブ盤『ALIVE~地獄の狂獣』でブレイク、76年のこのアルバム『Destroyer』の「デトロイト・ロック・シティ」が大ヒットし、アメリカを代表するハード・ロック、ヘヴィ・メタル・バンドとなる。

80年以降は、度重なるメンバー交代があり、低迷するが、95年MTVアンプラグドを機に、96年デビュー時のメンバーで再結成ツアーを行い、大成功を収めている。

そして、この12月、来日も決定。

KISS の名盤「Destroyer 地獄の軍団」

前作のライブ盤「ALIVE」の成功を受け、このアルバムは、スタジオ録音。全米11位を記録。

シンプルでハード・ロック・サウンドで、キャッチーなリフで堪能させてくれるのが常の彼らが、プロデュースを手掛けたボブ・エズリンのサポートで曲調多彩な一味違う作品。

ラジオのSE、逆回転サウンドのギミック、アコースティック・ギターやピアノの使用が重々しさの中にポップな雰囲気を見事に作り出している。彼らの濃いキャラクターを活かしたトータル・アルバムと言ってもいい。

2006年のライブより。


Kiss – Detroit Rock City 2006 Live Video

 

KISSの代表曲:『Detroit Rock City』

走る車のラジオの中から「ロックン・ロール・オール・ナイト」が聴こえてくる長さのSEで曲が始まる。運転手の鼻歌まで被せる芸か細かいところもにくい。

その車の疾走感をそのまま引き継いで、シャッフル・ビートを効果的に使ったハード・ロック・ナンバーがスタートする。ツイン・リード・ギター・ソロと次々に見せ場を転換するキャッチーな展開がさすがで、最後は再びSEに戻り、冒頭にドラマにオチが付いて幕となっている。

手の込んだ1曲となっていて、効いてると想像も膨らみ、通常の音楽を聴く時と違う感覚に気づく。

 

 

Track Listing
01 Detroit Rock City 5:19
02 King Of The Night Time World 3:21
03 God Of Thunder 4:17
04 Great Expectations 4:25
05 Flaming Youth 3:00
06 Sweet Pain 3:22
07 Shout It Out Loud 2:50
08 Beth 2:50
09 Do You Love Me? 3:40

 

遂に、ファイナル・ツアー(引退)決定。最後の来日公演。

【チケット情報】
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12/8(日) ゼビオアリーナ仙台

12/11(水) 東京ドーム

12/14(土) 盛岡タカヤアリーナ (盛岡市総合アリーナ)

12/17(火) 京セラドーム大阪

12/19(木) ドルフィンズアリーナ (愛知県体育館)

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