ジミ・ヘンドリックス The Jimi Hendrix Experience / アー・ユー・エクスペリエンスト?Are You Experienced? (1967)
Label: Reprise
Producer : Chas Chandler
Art Direction : Bruce Fleming
Nationality : USA
Running Time : 70:07
ジミ・ヘンドリックス (Jimi Hendrix)って
シアトル生まれ。アイズレー・ブラザーズやキング・カーティスのバッグを務め、66年にアニマルズのチャス・チャンドラーに見出され渡英。67年にデビュー。独創的なギタープレイとブルースに根差したサイケデリック感覚あふれる楽曲は注目を浴び、モンタレー・ポップ・フェスティバルで話題をさらう。70年に死去。短い活動になる、今なお多くの信奉者を生んでいる。
ジミ・ヘンドリックス:衝撃のデビューアルバム
デビューアルバムのリリース前、1966年イギリスの人気音楽番組「レディ・ステディ・ゴー!」での演奏を、当時15歳だったピーター・バラカン氏は見たらしいです。イギリス中の視聴者は、この黒人ギタリストは、そう映ったのだろうか?衝撃だったんじゃないか?
ジミ・ヘンドリックスと言えば、強烈なカリスマ性をもったパフォーマーなイメージが先にあるが、作曲家としての才能も素晴らしいことを覚えておいてほしい。そう意味では、このアルバムは、最高傑作といえる。
さて、アルバムは、イギリス盤とアメリカ盤では、楽曲が違う。おすすめは、もちろんUS(アメリカ盤)です。
イギリス盤の「レッド・ハウス」「キャン・ユー・シー・ミー」「リメンバー」を削除し、代わりに「ヘイ・ジョー」「パープル・ヘイズ」「風の中のマリー」が収録されたのが、アメリカ盤になります。
「風の中のマリー」から「アー・ユー・エクスペリエンス?」まで、ジミ・ヘンドリックスの魅力を凝縮したかのような5曲が連続している点に意味がありますね。
The Jimi Hendrix Experience – Purple Haze (Live at the Atlanta Pop Festival)
The Jimi Hendrix Experience – Foxey Lady (Miami Pop 1968)
ジミ・ヘンドリックスの名曲「パープル・ヘイズ / Purple Haze」
何かを切り裂き、切断しているかのようなギター・カッティングは、なにか得体のしれない殺気を感じさせます。この破壊的なイントロに革新的なサウンドながら、同時に3分間のポップスとしての親しみやすさも備えている異様な楽曲。歌詞にもドラッグ体験の暗喩が指摘されるが、むしろ彼が好んで読んだSF小説や神話の影響が詩の世界を作っている。
また、録音にも創意工夫がなされた曲で、全英3位。全米65位。ジミ・ヘンドリックスを代表する名曲です。
Track Listing | ||
---|---|---|
01 | Purple Haze | 3:43 |
02 | Manic Depression | 3:58 |
03 | Hey Joe | 3:29 |
04 | Love Or Confusion | 3:53 |
05 | May This Be Love | 2:27 |
06 | I Don’t Live Today | 3:45 |
07 | The Wind Cries Mary | 4:31 |
08 | Fire | 1:47 |
09 | Third Stone From The Sun | 3:17 |
10 | Foxey Lady | 3:33 |
11 | Are You Experienced? | 3:33 |
【関連記事】
死ぬまでに聴くべきロックの名盤:ジミ・ヘンドリックス / Axis: Bold As Love(1967)
●死ぬまでに聴くべきロックの名盤:グレイトフル・デッド / American Beauty
●死ぬまでに聴くべきロックの名盤:Crosby, Stills And Nash / Crosby, Stills And Nash(1969)
●死ぬまでに聴くべきロックの名盤:Bob Dylan ボブ・ディラン / The Freewheelin’ 「風に吹かれて」(1963)
●ジャニス・ジョプリンの映画「Janis little girl blue」ありのままのジャニス
コメントを残す