The Band ザ・バンド / THE BAND ザ・バンド (1969)
Label: Capitol
Producer : The Band, John Simon
Art Direction : Bob Cato
Nationality : USA
Running Time : 43:53
ザ・バンドのルーツ・ミュージック
彼ら自身がプロデュースした2作目で、前作をプロデュースしたジョン・サイモンはエンジニアやピアニストとして参加している。ハリウッドヒルズのサミー・デービス Jr.邸で録音されたこのアルバムは、前回同様にアメリカ南部音楽、ロックンロールの歴史を丹念に掘り下げながら、新種のルーツ・ミュージックとして構築されています。
アメリカの過去と現在の物語を旅するかの様に、見事に描き出されています。ロビー・ロバートソンが「録音しながら作曲した」と振り返る各局には、そうとはかんじさせない広がりがあり、歌と演奏は、境地に達していますね。
セカンド・アルバム「ザ・バンド」の評価
このアルバムは、全米9位、全英25位。「クリプル・クリーク」は、ザ・バンド最大のシングル・ヒットとなり、南北戦争を舞台にした「オールド・ディキシー・ダウン」は、ジョーン・バエズがカバーし、全米3位。曲作りの中心は、「ラグ・ママ・ラグ」などのロバートソンだが、メンバーの技量と個性が音作りにはよりはっきり表れています。
The Night They Drove Old Dixie Down
ロック、R&B、ブルース、ゴスペル、カントリー、ジャズなどの要素を濃縮したようなアメリカン・ルーツミュージックで、そういう音楽が好きな人にとってはたまらないロックの名盤。すべてのヒトが感じるどことなく漂うアメリカの南部の雰囲気が味わえる。また今だからこそ感じる古臭さもこのアルバムの良さの一つに感じられた。
Track Listing | ||
---|---|---|
01 | Across the Great Divide | 2:53 |
02 | Rag Mama Rag | 3:04 |
03 | The Night They Drove Old Dixie Down | 3:33 |
04 | When You Awake | 3:13 |
05 | Up on Cripple Creek | 4:34 |
06 | Whispering Pines | 3:58 |
07 | Jemima Surrender | 3:31 |
08 | Rockin’ Chair | 3:43 |
09 | Lookout Cleveland | 3:09 |
10 | Jawbone | 4:20 |
11 | The Unfaithful Servant | 4:16 |
12 | King Harvest (Has Surely Come) | 3:39 |
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