死ぬまでに聴くべきアルバム:Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/Physical Graffiti

Label: Swan Song
Producer : Jimmy Page
Art Direction : Peter Corriston / Mike Doud
Nationality : UK
Running Time : 82:15

ツェッペリンのアルバムの中でもヒットしたアルバム

ツェッペリンのアルバムには、ファースト・アルバムから名盤と言われるものが多いので、これが1番と言う事は難しいですが、アルバムとしてのヒットと。ロック・バンド、レッド・ツェッペリンが成熟してきた頃のアルバムでもあり、ツェッペリンらしさもあるので、この6枚目のアルバム「Physical Graffiti」も、名盤にしました。

アルバムは、窓の部分がくりぬかれた特殊なジャケットとして発表された2枚組のアルバム。この窓から女装したメンバーやW.C.フィールド、リー・オズワルド等の有名人が顔をのぞかせるとういう凝ったもの。15曲中、3枚目~5枚目の制作辞典での録音済みだったと言われています。そのため、ブルース・ナンバーを改作したものから東洋的なエッセンスを取り入れたドラマチックなものまで、彼等がこれまでに吸収した多様な音楽性が陳列された作品としても楽しめます。

全体的にジョン・ボナームのパワフルでファンキーなドラミングが魅力的なまでに乱暴なバンド・サウンドを躍動させています。

 

 

名盤「Physical Graffiti」の評価

ツェッペリンは74年に自身のレコード会社を発足させており、このアルバムが第1弾のリリースとなる予定だったが、ジャケットのデザインの遅れや、レコードの配給体制、その他のタイミングのズレから、大幅にリリースが遅れました。

しかし、発売されるやビルボードLPチャート初登場3位。翌週ぬは1位。予約だけで100万枚を超えるというツェッペリンにとっても最大のヒット作になりました。

アルバム内~名曲紹介

A面1曲目「Custard Pie」から、往年のブルース・マン「ブッカ・ホワイト」の”ShakenThem On Down”の改作のブルース・ロック・ナンバー。パワフルなギターとプラントの生々しいヴォーカルを聴かせ、途中のブルース・ハープがカッコイイ。

A面3曲目「In My Time Of Dying」ペイジのスライド・ギターがたっぷりとふぃーちゃーされたヘヴィ・ブルース・ロック・ナンバー。実は、ボブ・ディランもデビュー・アルバムでこの曲をカバーしています。原曲は、1920年代のカントリー・ゴスペル・シンガー、ブラインド・ウィリー・ジョンソンの “Jesus Gonna Make Up My Dying Bed” です。ツェッペリンは、よほどブルースの改作が好きらしい。スローからテンポが速くなるにつれて、ボーナムのドラミングが駆け回るのは圧巻。

 

聴き比べてみてください。


 

B面3曲目「Kashmir」。このアルバムの中でも印象的な1曲。ジョン・ポール・ジョーンズのオーケストラ風のシンセサイザーとペイジの多重録音によるギター、東洋風の音階は優雅さを出しています。ヤード・バーズ時代の “White Summer” のギターソロも基になっていて、”Stairway To Heaven(天国への階段)”、 “The Song Remains The Same”の続編的1曲で、歌詞、曲調も瞑想的です。


Led Zeppelin – Kashmir (Live at Knebworth 1979) (Official Video)

D面2曲目「The Want On Song」前作の “The Crunge”をベースにしたナンバー。ちょっと “Immigrant Song (移民の歌)” 風の攻撃的なリフでスタートし、途中でギターがメロウになるところは、なんともカッコイイです。

全体としてひとつのアルバムとしての質感も損なわれていません。レッド・ツェッペリンがこれまで蓄積したものの統括だけでなく、シンプルにロックそのものを語っているアルバムだ。

バンドのフロントマンである、ジミー・ペイジや、プラントに注目がいくが、このアルバムでは、是非ジョン・ボナームのヘヴィ&パワフルなドラミングも魅力だ。

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