ロックの英詞を読むー世界を変える歌 ピーター・バラカン

ピーター・バラカンさんて何の人?

そんな事を思う人もいるかもしれないので、ピーター・バラカンさんって何をしてる人かを簡単にいうと、ブロード・キャスターです。主にラジオで世界中のいい音楽を紹介しています。イベントにてDJもしたり、毎年10月には、ピーター・バラカンさんがするLIVE MAGIC!というフェスが開催されます。大人の為の都市型フェスティバルです。僕も行きました。

そんな、音楽の先生です。

ピーター・バラカンさん第2弾の本

早速、ピーターさんの本を買いましたぁ!
前にも、同じコンセプトの本がありましたね、今回は2作目になりますが、今回も内容が面白いので、ちょっとご紹介したいと思います。

 

ロックの英詞を読む -世界をえる歌  ピーター・バラカン

ピーター・バラカン

 

いつもは、何気に聞き流してた歌詞(英語だと特にそうなりますが、、笑) 曲が作られた時代背景や作曲者、アーティストの思い等もあって、歌詞の意味を改めて知ると、何10年も経った現在でも通じる社会問題や、平和への願いを読むことが出来ます。

歌の持つ力を改めて知る事になりました。英語の勉強にもなります。
そんな名曲の時代背景と深い意味をピーター・バラカンさんが見事に解説してくれている本です。

 
早速、一部をご紹介。
 

この本で最初に紹介されている歌が サム・クックの「A Change Is Gonna Come」。 誰でも耳にしたことのあるこの曲ですが、公民権運動の愛唱歌とは、恥ずかしながら知りませんでした。 なんとなく頑張っていたら変わるさ!それぐらいに捉えていましたが、この曲が、ボブ・ディランの「Blowin In The Wind」を聴いて衝撃を受けた彼が「白人の若者でもこんな歌が作れるのに、なぜ黒人にはできないのか」と考え書いた曲と伝えられてる事や。

 
I was born by the river in a little tent
Oh and just like the river I’ve been running ev’r since
It’S been a long time coming
But I know a change gonna come, oh yes it will
_____
俺は川のそばの小さなテントで生まれた
そしてその川が流れるように、それからずっと走り続けて来た
ずいぶん長い時間がかかったけれど
これから必ず変化が起きるに違いない、きっと起こるはずさ

1行目のriver(川)ですが、サム・クックは、ミシシッピ生まれですから、the riverはミシシッピ川を指すのかもしれません。2行目のrunningは、川が流れてることと、走ることをかけています。基本的に、この歌は前半の2行でこれまでの人生経験を語り、後半2行で「変化が起きるというに違いない」という歌詞を繰り返すというパターンです。

I go to the movie and I go downtown
Somebody keep tellin’ me don’t hang around
It’s been a ling, a long time coming
but I know a chanege gonna come, oh yes it will
_____
映画を観に行ったり、ダウンタウンに遊びに行ったりすると
この辺りをうろうろするなって言って来るヤツがいる
ずいぶん長い時間がかかったけど
これから必ず変化が起きるに違いない、きっと起きるはずだ

2行目の don’t hang around(うろうろするな)と言うのはもちろん白人でしょう。

抜粋:「ロックの英詞を読む」

_____
こんな感じで、歌詞のニュアンスを解説されています。
 

サム・クックはかなり早い時期から、白人に搾取されないためには、黒人がしっかりと権利意識を持たなければいけないと考え、レコード会社、著作権管理会社を設立し運営にあたってた事も初めて知りました。1曲目からとても考えさせられてます。 おススメです。

 

 

改めてyoutubeで観てみてください。▼ ▼ ▼

 

Sam Cooke – A Change Is Gonna Come Music Video

 
どうですか? 映像で観ても、ちょっと心動かされます。
 

 

ロックの英詞を読む -世界をえる歌  ピーター・バラカン

 

Playing for Changeがピーター・バラカンさん主催のイベントLIVE MAGIC!に登場>>>

 




LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です