90年代:ブライアン・セッツアーもプレイした伝説のクラブ「The Derby」

90年代:LAの伝説のクラブ「The Derby」

90年代の留学中の思い出のひとつに、毎週通ったクラブがあります。LAの北、Los Felizにある「The Derby /ザ・ダービー」というクラブです。当時、このクラブは、知る人ぞ知るクラブで、古着屋のオーナーやスタッフ、アーティスト等が集まる生バンド演奏のあるクラブでした。40年代後半から50年代で時間が止まったままの様な、空間と音楽、ファッションで身を包んだお客さんにバンドメンバー。とにかく、感動ものの空間と音楽でした。

90年代当時のThe Derbyを振り返ってみようと思います。

周りに明かりが少ないので、この薄紫の大きいネオンが目印です。

 

セキュリティー兼エントランス係の Rob ロブとのツーショットです。日本に帰国した時に水性ポマードをお土産に買ってきたら、大喜びしてくれましたw

 

90年代:人気バンド「Royal Crown Revue」

毎週水曜日に通っていたのは、水曜日に「Royal Crown Revue」というスウィング、ジャイヴのバンドがプレイする曜日だったからです。このバンドの迫力はとにかくすごい。
その後、バンドの評判を聴いた映画プロデューサーによって、映画「マスク」のメインソングに、使われました。

映画「マスク」で使われた曲「Hey Pachuco」。これを毎週、生で聴いてジャイヴ踊ってました。

とにかく、悪カッコイイんです。

この曲「Zip Gun Bop」は、僕が「The Derby」に通っていた当時からよくプレイされていた人気の曲です。

The Derbyのステージ、フロアはそれほど、広くはなかったのですが、多くのお客さんが、フロアに出て、カップルでジルバを踊ってました。当時のインスタントカメラのため、ピンボケてますが、、(笑)。

 

実は、この日は、大学も卒業して、日本に帰国が決まっていたため、「The Derby」に来るのが最後の日でしたので、カメラを持参していました。

すると、、なんと、、

 

90年代:ブライアン・セッツアーの登場!

ステージに、現れたのが、ブライアン・セッツアーでした。中学生の時に激憧れたストレイ・キャッツのボーカル、ギターのブライアン・セッツアーです。近いです。

この時は、たしか「Route 66」「Rock This Town」など5曲ほどでした。いずれの曲もちょっとジャジーにアレンジされていたのを、覚えています。ブライアン・セッツアーの中で、まだブライアン・セッツアー・オーケストラの構想中だった頃だったと思います。もしかしたら、Royal Crown Revueにかなりインスピレーションを得てるかもですね。

ステージが終わって、バーカウンターにいたブライアン・セッツアーに昔からの大ファンだったと告げて、ツーショットをお願いしたら、快く一緒に撮ってくれました。偶然に持っていたカメラと偶然にゲストプレイしたブライアン・セッツアーとで、偶然が重なって実現した1枚です。

僕のカッコが変だと思ったかもしれませんが、実は、ここでは、こんな感じが正装なんです。

 

90年代:映画「Swingers」

帰国後にこのThe Derby等のクラブで遊びまわるオシャレな連中の恋ありケンカあり、ファッション、音楽もイケてる映画「Swingers /スウィンガーズ」が上映されました。まさに、僕たちの日常のような話で、上映の話にも、また興奮しました。


映画「Swingers」の予告編

この映画のサントラにも先に紹介した「Royal Crown Revue」の曲が数曲入ってました。

この映画のワンシーン。こんなカッコいい車には、乗っていませんでしたが、、カッコはこんな感じでした。

映画の中でフロアで踊ってるシーンです。
クラブで毎週見かけたプロ並みのスウィングダンサーたちも、映画にダンスシーンで登場していたのを、映画館で観た時も、「あのカップル映画に出てる!!」と興奮しました。

 

残念ながら、The Derby / ザ・ダービーは、2009年に惜しまれつつ閉店しました。映画にも出てきて90年代がピークでしたが、当時、50年代の音楽、ファッションがここで人気だったように。またいつの日か、リバイバルする日が来るでしょう。

勝手に思いに馳せましたw

【関連記事】
●ストレイ・キャッツ STRAY CATS 結成40周年記念アルバム。来日あるか?





LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です