「現代の3大ギタリスト」のひとり:ジョン・メイヤー

現代の3大ギタリストを知っていますか?

以前の世界3大ギタリストと言えば、生きる伝説となっている、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジでした。現在の3大ギタリストは、デリック・トラックス、ジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテの3人です。(2003年のローリング・ストーン誌で選定されました)今回は、その中でもジョン・メイヤーの活躍とギターの魅力について、書いています。

 

ジョン・メイヤーの演奏スタイル

8歳の頃に観た「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でのマイケル・J・フォックスが弾くジョニー・B・グッドにギターの衝撃と興味を持ったと語っています。

デビュー当時のスタイルは、ジミ・ヘンドリックスやスティービー・レイ・ボーンなどの影響を強く感じさせるアグレッシブなブルースギターな印象でした。アルバムをリリースしていくにつれて、またジョン自身も歳を重ねるにつれて、ポップな曲も演奏するようになっていきました。シンガーソングライターとしての表現したいことの追求の結果でしょう。

 

それでも、やはり根はブルースギタリストで、2004年にエリック・クラプトンが主宰するクロスロード・フェスティバルに出演のチャンスを得て、その後続けて参加しています。

この年にリリースした「Daughters」グラミー賞の最優秀楽曲賞と最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞しました。とてもいい曲です。一度聴いてみてください。

 

大御所ギタリストとの共演

初出演の2004年、まだデビュー間もないジョンは、いきなりこのフェスで、バディー・ガイ、じみー・ボーン、B・B・キング、エリック・クラプトンという大御所たちとステージに横に並んで演奏し、そのメンタルの強さというか、度胸のよさも、評価されました。

演奏の前にみんなが自分の事を知らないと思ったのか、自分で自分の事を紹介しています。

 

フェスの参加でエリック・クラプトンとの急接近や、他の先輩ミュージシャンとも共演をきかっけに、ジョンのキャリアで重要な機会だけでなく、知名度をさらにあげることにもなりました。クラプトンは、彼を「神の息子」と称してるほど。

11年と12年に2回喉の手術をしており、ツアーをキャンセルしたこともありましたが、現在は、見事に復活しています。

個人的に好きな曲「Gravity」です。

デッド・アンド・カンパニーとのツアー

2015年以降、現在の活動の中心は、グレイトフル・デッドの後継バンド「デッド・アンド・カンパニー」の参加で、主に、グレイトフル・デッドの曲をメイン・ギタリストとボーカルを担当しています。

それまで、フェンダーのストラトキャスターを好んで弾いてましたが、ここでは、ギブソンを愛用していて、デッドらしい音、ジェリー・ガルシアの復活を思わせるギターを披露しています。

 

ジョン・メイヤーは、実は、高校時代に交換留学生として日本に留学経験があり、少し日本語が話せて、大の親日家で知られています。花札のタトゥーもしているようです。日本での人気も高く、何度か日本でも武道館、大阪城ホールとライブをやっています。

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