The Who ザ・フー / The Who Sell Out (1967)

Label: Track
Producer : Kit Lambert
Art Direction : David King, Roger Law
Nationality : UK
Running Time : 39:26

The Who ザ・フーって

ピート・タウンゼンド、ロジャー・ダルトリー、ジョン・エントウィッスル、の3人にキース・ムーンが加わり64年、ハイ・ナンバーズからザ・フーに改名。65年にデビュー。

黒人音楽をベースにビートの効いたサウンドで「マイ・ジェネレーション」などのヒットを放ち、モッズ族を中心に人気を得ました。

69年にロック・オペラ「トミー」で単なるロック・バンドからの脱却し、70年代には、「フーズ・ネクスト」「四重人格」などの名作・話題作を発表。78年にキースが急死。元フェイセズのケニー・ジョーンズを後釜に据えるが82年に解散。

断続的に再結成ツアーなども行っています。2002年には、エントウィッスルが死去。2006年に24年ぶりに新作を発表した。

海賊ラジオのトリビュートのコンセプトアルバムのサードアルバム「The Who Sell Out」。

ヒット・シングルの「恋のマジック・アイ」はメリハリのある際立ち、メロウなヴォーカルが全面にだして、演奏の躍動は控えた曲が多い。曲の間に収録されているラジオのジングルやコマーシャル・ソングなどが入る。悪乗りしたジャケットも面白くインパクトある。これは、広告のようなデザインになっている。

「恋のマジック・アイ I Can See For Miles」は、作詞作曲、ピータ・タウンゼンドによる。

日本盤は、全く違うジャケット・デザインが使用されたため、コンセプトを損なう形でのリリースとなりました。

ただ、ロジャー・ダルトリーの存在感とバンド感が希薄なことや、佳曲揃いながらこじんまりした曲がたたったのか、本国英国では、チャートも13位にとどまった。

THE WHO – I Can See For Miles LIVE (1969)

“The effect pop has on society is incredible. It’s a power thing.”
Pete Townshend, 1968