死ぬまでに聴くべきアルバム:Sticky Fingers / The Rolling Stones ローリング・ストーンズ(1971)

Label: Rolling Stones Records
Producer : Jimmy Miller
Art Direction : Craig Braun / Andy Warhol
Nationality : UK
Running Time : 46:06

ローリング・ストーンズ・レーベルからの初アルバム

70年代に入り、ビートルズアップル・レコードに倣って自分たちのレーベル(ローリング・ストーンズ・レコーズ)を作り、25万ポンドをかけてスタジオ、モービル・トレーラーも作った。ブライアン・ジョーンズの代わりに入ったミック・テイラーとの初のフル・スタジオ・アルバムでもあり、何か新しいことが始まりつつあることの象徴するアルバムが「スティッキー・フィンガーズ」です。

レコーディングは、ロンドンのオリンピック・スタジオやアラバマ州マッスル・ショールズ、ミック・ジャガーの自宅などでレコーディングされました。

このアルバムから、参加しているミック・テイラーは、実直にブリティッシュ・ブルース・ギタリストとしての道を歩んできました。

「ユー・ガッタ・ムーブ」では初期の頃のコピーとは違い、スライド・ギターとミック・ジャガーのデュオ、コーラスなども、この時代にふさわしいブルースになっています。

「ワイルド・ホーシズ」「シスター・モルヒネ」のようなスロー・ナンバーがより一層の深みを感じさせているかもしれません。それでも1曲1曲にストーズらしい荒らしさを残し、まとまっているのは、見事です。

「キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング」等は、ニュー・オーリンズ的なリズムのノリを持ちながら、サックスの絡みながらのミック・ジャガーの叫び、あるがままに放り出した感がこの時期のストーンズの特徴かもしれません。

アルバムを通して、キースとテイラーの絡み合いが深みがあり、それに触発されるかのように、リズム隊とミックのボーカルにもすごみを感じるアルバムです。

ジャケットはアンディ・ウォーホル作

オリジナルのジャケットは、ジッパー付きのポップ・アート界の巨匠アンディ・ウォーホル作だが、最近は、ジッパー部分が写真、プリントと変わり、当時の魅力と迫力は、失われています。

オリジナルは、レア盤として高額になっています。


発売当初はUK盤だったので、使われているファスナーもUKブランドの「PAN社」のファスナーでしたが、その後「CORT社」「YKK」も登場しています。

 

また、ストーンズの代名詞である、ベロマークは、ここが最初。

 

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