伝説の夏フェス 映画「WOODSTOCK ’69」と全裸になる若者達

夏フェス

元祖 夏フェス ウッドストック1969

WOODSTOCK 1969って、もう50年前のフェスなんだ?

「ウッドストック 1969」と言えば、伝説のロックフェスだったことは、多くの人が知ってますね、しかし、映画「ウッドストック フェスティバル」の映画観たことは?となるとその数は、ぐっと減りそうです。

ヒッピー達が裸で水浴びしたり、マリファナやドラッグをする映像と、ジャニスの歌声、ジミヘンのギター等。映画を観ずでもそこまでは想像がつきますが。

最近は、youtubeなどでも映像や、当時のライヴを一部見ることも出来ます。それに最近のフェスブームもあって、動画を検索する人やフェスを探してたらたまたま当時のウッドストックの映像に来たってことも多いみたいです。

 

「ウッドストック 1969」は、なぜ伝説フェスになったのか?

なぜここまで伝説となったのか? 野外ロックフェスティバルそのものは、実は、ウッドストックが最初ではなく、最初のフェスは、カリフォルニアで開催されたモントレー・ポップ・フェスティバルでした。

伝説過ぎる観客動員数

ウッドストック1969が伝説となった理由のヒトツは、その観客数だろう。30万人とも40万人とも言われています。当初このフェスティバルは有料で、3日間通し18ドルの入場券が20万枚ほど売れていました。しかし開幕すると、会場の金網を壊して入場する人間が続出し、映画にも宣伝が出てくる通り、途中から無料に切り替えられた。また、会場で3人が亡くなっている。(2人はドラッグで、1人はトラクターに轢かれて)また、会場内で3人の赤ちゃんが生まれている。この出産報告のアナウンスが映画に使われています。

死亡者と赤ちゃん生まれる珍事

これだけでも、今日本全国で開催されているイベントでは、想像がつかない珍事が起こっています。3人死んで、3人生まれるとか、すごいです。

フェス運営の経験不足などからも、いろいろと問題も起こっていました。

運営経験不足

ステージ進行の混乱、悪性ドラッグの流通、食料はトイレや医療設備の不足、激しい長雨等、惨事が起こっても不思議ではない状況だったが、参加者は食事や毛布を分かち合って、音楽に耳を傾け、おおむね平和裏にこのイベントを後にした。

映画では、出演者の約3分の1の14組が収録されていて、出演順ではなく編集されている。また、ジョーン・バエズが獄中の反戦活動家の夫の話をするところやカントリー・ジョ―の音頭取りによるFUCK連呼やベトナムへ行って死のうの大コーラスの映像はウッドストックがベトナム戦争最盛期に行われたことをなまなましく伝えているが、このフェスティバルが政治色あるイベントだったわけではありませんでした。

アメリカ社会への疑問

音楽の巨大な祭典ウッドストックとしてはじまったのが、ふたを開けると主催者の思惑は離れ、既成のアメリカ社会の価値観に疑問を投げかけた当時の若者文化のさまざま顔を映し出す祭典と変わっていったのです。

このことが、伝説となり、語り継がれている最たる理由です。

初日の最後のステージは、ジョーン・バエズ。「Joe Hill」

Country Joe McDonaldの「Fish Cheer / I-Feel-Like-I’m-Fixing-To-Die-Rag」では、ベトナム戦争を皮肉った歌で、若者達も立ち上がって大合唱になります。

動画の終盤には、若者達が全裸で川で身体を洗う姿が撮られています。この光景は、今の日本のフェスでは、絶対に有り得ないでしょうね。

 

映画「WOODSTOCK 1969」日本での公開は?

翌年の70年に映画館で上映されている。アメリカではウッドストックで金儲けするのはおかしいとボイコット運動もあったが、結局のところ、大ヒットとなりました。

日本でも70年に公開されたが、不入りとなっている。マスコミも今とちがってアメリカの音楽イベントにはさほど関心がなく。音楽マニア向け映画として葬り去り、音楽映画には当たらないという偏見だけが残ってしまった。まともな映画紹介もされていなかったようです。

反戦映画の部類と扱われて、当時のアメリカから、圧力があったのでしょうか?

しかし、記録映画としてはとてもよく出来ている映画で、現実を見事に映している。人ゴミの多さに泣き叫ぶ少女、会場の特設電話で実家の母親に、元気だと連絡をとる若者の多さ。おそらく若者に嫌われていた軍隊のヘリコプターが黙々と救援物資を運んでくる光景など。決してポジティヴな映像だけを流してはいません。

演奏シーンでも、カメラワークも独特なところや、ジミヘンの演奏シーンでは、上半身ばかり映っていてちょっと稚拙さもあったりするが、この時のジョーン・バエズが妊娠していたことや、ジョン・セバスチャン、ジョー・コッカーが絞り染め(タイダイ)のジーンズ、シャツを履いていることや、ギターにピースマークが描かれていたりとか、演奏以外にもおもしろい発見があります。

 

1969のジミ・ヘンドリックスのアメリカ国家をギターで演奏するシーンは、有名ですね。当時の若者は、ジミのこのギタープレイで度肝を抜かれたでしょうね。ジミヘンは、他にPurple Haze, Foxy Lady等のヒット曲も演奏。

しかし、3日間の予定だったフェスも、ずれこみ、結局4日目に、Paul Butterfield Blues Bnad, Sha Na Na, Jimi Hendrixが演奏、最後のオオトリがジミ・ヘンドリックスでした。

 

個人的は、映画には収録されていない演奏シーンが気になります。ザ・バンド、CCR、グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレイン等破棄されていないのなら、是非発掘してほしいものですが。

 

 

WOODSTOCK 1969 ラインナップ

DAY 1:Friday Aug 15th 1969
1. Richie Havens
2. Swami Satchidananda
3. Country Joe McDonald
4. John B. Sebastian
5. Sweetwater
6. Incredible String Band
7. Bert Sommer
8. Tim Hardin
9. Ravi Shankar
10. Melanie
11. Arlo Guthrie
12. Joan Baez

Day 2: Saturday Aug 16th 1969
1. Quill
2. Santana
3. Keef Hartley Band
4. Canned Heat
5. Grateful Dead
6. Mountain
7. Creedence Clearwater Revival
8. Sly & The Family Stone
9. Janis Joplin
10. The Who
11. Jefferson Airplane

DAY 3 : Sunday Aug 17th 1969
1. Joe Cocker
2. Country Joe & The Fish
3. Ten Years After
4. The Band
5. Blood Sweat And Tears ←この時点で夜中で日付が月曜に変わります。
6. Johnny Winter
7. Crosby, Stills, & Nash
(Set One – Acoustic)&(Set Two – Electric)

DAY 4 : Monday Aug 18th 1969
8. Paul Butterfield Blues Band
9. Sha-Na-Na
10. Jimi Hendrix (The Gypsy Sun & Rainbows Band)


すでにウッドストックフェスティバルが開催されて約半世紀、50年近くが経った現在でも、若者達は、音楽を求めてフェスに行き、ファンと一緒に一体感となる事を求めている。とはいえ最近のフェスは、交通も便利で、衛生面、安全に開催されている。いろんな美味しい出店が出ていたり、フェス限定グッズもファンには見逃せないもののヒトツですね。何よりみんなスマホを持っているので、画像やつぶやきもSNS(Instagram、Twitter、Facebook)を通じて友達とすぐに共有出来る。イベントとしての楽しみ方は、今の方がスマートですね。

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