今よみがえる 80年代洋楽の魅力 80’s

80's

今よみがえる 80年代洋楽の魅力 80’s

「80年代」と聞いて何を連想しますか? 僕は、70年生まれで、80年代を10代(ティーネージャー)で過ごしたので、80年代の音楽、ファッション、出来事すべてが成長ホルモンそのものでした。洋楽邦楽問わずに耳に残っていて、いま懐かしくもくすぐったい時代です。笑 今思えば、80年代という時代は、とても夢があり、明るい未来を信じていた時代だった気がします。それでいて、平和的(ピースフル)な時代でした。

様々なロック・スタイルが映像化した80年代

80年代の代表と言えば「ニュー・ウェーヴ」

ニュー・ウェーヴは、70年代の終わりごろから80年代の前半に流行りました、パンク・ロックのスタイルをよりアーティスティックに受け継いでよりポップに表現したロックでした。テクニックよりもアイデア優先タイプのバンドが多く、シンセサイザーやドラム・マシンを多用するエレクトロニック・ポップ系のバンドも多かった。イギリスのウルトラヴォックス、バグルス、ポリス、JAPANなど、アメリカでは、ディーヴォ、B-52’s、トーキング・ヘッズなどが代表格です。

80年代にさらに進化したヒップ・ホップ

70年代からニューヨークの黒人たちのブロック・パーティ(地域のお祭り)から生まれたストリート文化から、クール・ハーク、グランドマスター・フラッシュ、アフリカ・バンバータらが創始者と言えます。

このヒップ・ホップが80年代に入り、ターン・テーブルを操るDJスタイルに最新のテクノロジーと合体し、またRUN・DMCの様にファッションとも融合し人気を博しました。




80年代:MTVとテクノロジーの登場

MTVの登場は、衝撃的なジョン・レノンの暗殺事件で幕を開けた80年代初頭の音楽シーンにおける大事件でした。

MTVでは、アメリカで紹介されていないイギリスでの新しいムーヴメントを届け、イギリスのニュー・ウェーイヴ、ニュー・ロマンティックを流しました。

ポップスがチャート総なめした80年代

やはり80年代と聞くと、マドンナ、マイケル・ジャクソン、プリンスの存在抜きでは、洋楽は語れないですね。また、ロック・アーティストもポップス系よりの楽曲を作っています。MTV時代に見事に適応したポップ・スターとして君臨していくことになります。

80年代のもう一つの事件は、デジタル・テクノロジーを駆使したレコーディング技術の急激な進化でした。

シンセサイザーとコンピューターを使ったクラフトワーク、YMO、ユーリズミックス、トンプソン・ツインズなども活躍しました。

ピースフルな80年代

ロックから、ニュー・ウェーブ、ポップス、ダンス・ミュージックと音楽観も成熟し、メディアで「MTV」映像のと洋楽がセットで配信されました。

さて、アメリカのアーティストが「USA for AFRICA」のテーマにもと集まって85年に完成したのが、「We Are The World」でした。有名なチャリティーソングですが、80’sを代表する曲のひとつですね。

マイケル・ジャクソン、ダイアナ・ロス、ティナ・ターナー、シンディ・ローパー、スティービー・ワンダー、ライオネル・リッチー、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、ホール&オーツ、レイ・チャールズ等顔ぶれみてもピースフルですよね。 久々に聴いたら、涙が出てきました、、、。

世界84か国に同時衛星生中継された”ライヴ・エイド”へとアフリカ難民救済イベントも、80年代半ばを象徴するカルチャーでした。

 

80年代を代表するバンドで、平和を歌う曲として忘れてはいけないのが、NENA「99 Luft Baloons / ロックバルーンは99」(1983)。僕もNENAは大好きでした。当時は歌詞の意味を知ろうともせずに容姿と音楽でメロメロでしたが。この曲も有名な反戦歌です。

「風船(Luftballons)」は「ドイツ空軍(Luftwaffe)」をもじっています。当時のドイツは西と東に分かれていて、冷戦時代でした。ドイツのグループでは、珍しく世界的ヒットになりました。30年以上経った今でもドイツでは歌われています。原発のない先進国であり続けるドイツの誇りかもしれませんね。

NENAは、今もキレイで元気です。FacebookでNENAフォローしてます。笑

 

80年代は、個性的な女性アーティストが台頭してきました。言わずと知れたマドンナ、奇抜なファッションとハイトーンヴォイスが可愛いシンディ・ローパー。女の子の日常の欲求を歌った歌も支持されました。自分らしく生きる。そんな人生論を教えてくれたのもシンディです。

 

やんちゃな80年代

ピースフルな80年代と先に書きましたが、個々の若者に人気があったのは、やんちゃなアーティストです。実際80年代前半までは、校内暴力は続き、日本中荒れてました。「積木くづし」「ヤヌスの鏡」「スクール・ウォーズ」と不良テーマのドラマも続きました。僕も大好きで、クラスの男子はみんな聴いていました、STRAY CATS /ストレイ・キャッツ。

当時、リーゼントにロカビリー・ファッションを真似してました。彼等の音楽が僕に与えた影響は絶大です。汗

WHAM!もやんちゃな曲を歌ってました、そのまんまの曲名ですが、「Bad Boys」。

MTVの時代ですね。すべてプロモーションビデオがちゃんとあります。驚 音楽だけでなく映像からファッションも同時に配信されていました。女性アーティスト、男性アーティストと続きましたが、中性的なアーティストも出てきました。 当時中学生だった僕には、衝撃的でした。

 

80年代は、”ニュー・ロマンティック”の代表格カルチャー・クラブ。70年代のロック、パンク、プログレ、ニューウェーヴを経て、音楽的に熟してきた頃で、ポップス、ディスコ等、大衆的になったのもありメガヒットする曲が出てきました。

80年代のロック勢

R.E.M.、U2、トーキング・ヘッズ、スミス、ガンズ・アンド・ローゼス、ボン・ジョヴィが健闘していた。

ロック界でも空前の大ヒットがありましたヴァン・ヘイレンの「ジャンプ」です。




踊る80年代

80年代には、数多くの名作があり、映画のヒットでテーマ曲もチャートインしました。1983年公開の映画「フラッシュ・ダンス」の「What A Feeling / Irene Cara」は、大ヒットしましたね。当時中学生でしたが、この映画観て彼女が欲しくなったのを覚えています。

 

翌1984年の映画「フットルース」も大ヒット!ケビン・ベーコンが若いです。これで一躍スターになりました。この頃は、エアロビクスや、ストリートダンス、ブレイクダンス等のダンスものが人気だったのが80年代の特徴です。

 

個人的に忘れられない映画が1983年の夏に公開された「アウトサイダー」だ。フラシス・フォード・コッポラ監督の青春映画。マット・ディロン、若きトム・クルーズ等意外に豪華キャスト。この映画の主題歌がスティービー・ワンダーの「STAY GOLD」。STAY GOLDは、(輝きはそのままに)って意味で若い頃の輝きは、いつまでも輝いて。という意味でまさに、今アラフィフ、アラフォーに言える言葉ですね。

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●80年代の洋楽の先生 小林克也の「ベストヒットUSA」だった。

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80年代:シティポップを彩った「鈴木英人 / SUZUKI EIZIN」さんのイラスト

 








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