ブーム再燃!アナログレコードの魅力!(後編)

では、もっとアナログレコードの魅力を掘り下げてみよう。アナログレコードには4つの楽しさがあるという。それは「見る楽しさ」、「触れる楽しさ」、「所有する楽しさ」、「作業する楽しさ」だという。順にみていこう。

 

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まず、「見る楽しさ」だ。近年、CDの売り上げが激減し、ジャケットのアートワークが気に入ったから思わずそのCDを買ってしまうという人は減ってきたのではないだろうか?新しいバンドを発掘する、というような体験は少なくなってしまったと思う。

 




しかし、アナログレコードはそのデザインが定評である。ジャケット自体が大きいため、アートとしても楽しめる。

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また、レコード内にあるライナーノートも好評だ。ライナーノートとは、音楽ライターやレコード関係者による解説書のことだが、その音楽が生み出された背景やその音楽の逸話など、作品に入り込んで楽しむことができる。まさに「見る」ことによって楽しめるのだ。

 

続いて、「触れる楽しさ」だ。機械的なCDとは違い、アナログレコードはその「質感」が好評だ。「大きい」、「重い」というのが、逆に感覚体験を強力なものにしているようだ。

 

次に、「所有する楽しさ」だ。アナログレコードはその見た目の「レトロな感覚」によって、それだけで「グッズ」や「インテリア」として楽しむことができる。部屋にThe Beatlesのアナログレコードを飾っている高齢者の方を見かけたことはないだろうか?そのような「持っているだけでオシャレ」という楽しみが、アナログレコードにはある。

 

Vinyl Records

最後に、「作業する楽しさ」だ。音楽ダウンロードならば、ボタンやクリック1つでどこでもすぐに「音楽を聴く」ことができる。また、CDは「開ける→取り出す→セットする」という、やや単純な作業だ。ところが、アナログレコードは、聴くまで針のセッティングや調整が必要となる。ましてや聴きこんでくると音溝のメンテナンスも必要になってくる。

 

この一見「面倒臭い」作業が逆に高評価のようだ。音楽をただ聴くだけでなく、職人のように作業して、それから聴きこむ。この作業工程が、アナログレコードの魅力になっているという。

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ここまで、アナログレコードの近年の流行やその魅力についてまとめてきた。これは単なる一時的なブームでなく、長年続く「社会現象」になりそうだ。読者の方々も、アナログレコードを買ってきて、その魅力に浸ってみてはいかがだろうか?

 

アナログレコードの魅力!(前編)

新譜LPレコード




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