若者の間でカセットテープのブームが再燃!

cassette_desktop_by_revoltvideo1音楽はダウンロードして聞くのが当たり前、CDすら古い時代になっている今日、若者の間で、なんと「カセットテープ」に注目が集まっている。

 

今更なぜカセットテープなのかと疑問に思う読者の方も多いだろうが、その理由は以下の通りだ。

 

アメリカのインディーズレーベルやバンドにより、カセットテープにダウンロードコードが付けられて売られる手法が流行っており、日本でも音楽好きの人の間で徐々に注目が高まっているというのだ。

 

例として、カリフォルニアでのカセットテープの人気の高まりについて書く。去年、オープンした店では、カセットテープの売り上げが好調だと言い、来ていた若者は生まれる前に流行していたことを友人などから聞いて、興味を持ったと話したらしい。人気を支えているのが、デジタル音楽世代の若者だと言い、ニューヨーク州でバンド活動をしている若者たちは、コンピュータのデジタル録音よりも、カセットテープは温かみがあると語った。

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その影響を受けて、日本でも人気が高まっている。渋谷の大手レコード店では特設コーナーが組まれているようで、若い世代を中心に人気が集まっているのだ。店に来ていた若者は、やはりCDよりも音が温かい感じがするとか言った。




作り手としては、自作で作れて500~1,000円で売れるため、在庫を抱えず、身の丈に合った音楽の制作と販売が行えるのが利点という。一方、聞く側の方だが、カセットテープは頭出しが出来ず、聞いたところから新たに聞かなければならないため、一曲一曲、きちんと聞く姿勢が持てるそうだ。耳なじみの良いノイズにも温かみがあり、一生同じ形として残るデータと異なり、聞いた数だけ状態が変わることも、カセットテープブーム再燃の要因らしい。

 

若い世代には、存在自体が真新しく、「めんどうくさいけど、かっこいい」と、ある種の骨董品を楽しむ感覚で人気が高まっているという。

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(80年代に人気だったラジカセ。赤のダブルデッキが特に人気があった。)

 

このカセットテープの流行で、YouTubeにとって変わる、「誰でも音楽デビューできる時代」がやってくるかもしれない。今後も、カセットテープ人気から目が離せない。




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