Black Sabbath ブラック・サバス / Paranoid パラノイド (1970)

Label: Vertigo
Producer : Roger Bain
Art Direction : Keef
Nationality : UK
Running Time : 42:13

Black Sabbath ブラック・サバス って

トニー・アイオミ、ビル・ワード、オジー・オズボーン、ギーザ―・バトラーにより68年にバーミンガムで結成。

70年にデビュー、同年発表のセカンド・アルバム「パラノイド」（ここで紹介）が全英1位。タイトル曲「Paranoid」は、全米でも8位を記録。

暗くて重たいサウンドは、他ハードロック勢とは一線を画し、バンド名に象徴される不気味なイメージと相まって独自の地位を確立。あとのグランジや、ヘヴィ・ロックにも影響を与える。

79年にオジー脱退後、ロニー・ジェイムスらを迎えて活動を再開。97年にオリジナルメンバーでの復活ツアーが行われた。

ロックの名盤：Black Sabbath ブラック・サバス / Paranoid

もはや音楽のジャンルを示す名であることを越えた感すらある。”ヘヴィ・メタル”だが、ブラック・サバスこそ真のパイオニアであり、その影響力は今も絶大だ。

このアルバムは、そんなブラック・サバスの代表作です。製作費600ポンドでたった2日で録音されたというデビュー作「黒い安息日」がいきなり全英8位になったことで、かなりのプレッシャーを抱えながらの今作に挑む。

ツアーの合間を縫って製作を進め、結果として完成したアルバムには良い意味での緊張感、ライブ感が溢れたものとなった。「ウォー・ピッグ」冒頭の空襲を告げるサイレンから幕を開ける全8曲。

いずれもヘビーなテーマを擁したナンバーながら、ライブを彷彿させるドライブ感が溢れている。やはりそお中でも筆頭がシングルカットされた「paranoid パラノイド」で全英1位。そして、世界的ヒットとなっていく。

現在、オルタナティブ・シーンにも影響を与えたという点でも重要な作品です。

“This country is frightening for the younger generation because it’s at war.”
Ozzy Osbourne. 1972

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