死ぬまでに聴くべきロックの名盤:ザ・ドアーズ The Doors / The Doors (1967)

ザ・ドアーズ The Doors / The Doors (1967)

Label: Eektra
Producer : Paul A.Rothchild
Art Direction : William S. Harvet
Nationality : USA
Running Time : 43:25


 

ドアーズ(The Doors) って

ウィリアム・ブレイクの詩の一節から取ったオルダス・ハクスリーの書「知覚の扉」に由来するバンド名そのままに、ロックの新たな扉を開いたドアーズは、ジム・モリソン(vo)、レイ・マンザレク(key)、ジョン・デンズモア(ds)、ロビー・クリーガー(g)によりロサンゼルスで結成。

67年のこのアルバムでデビュー。「ハートに火をつけて」をヒットさせる。ジムの書く文学的な詞とジャズの意匠も取り入れた個性的なサウンド、エキセントリックなライヴでカウンターカルチャーを代表するバンド。

71年にジムがパリで急死。残された3人で活動を続けるも73年に解散。2002年にレイとロビーが元カルトのイアン・アシュベリーを加え、ドアーズ再編ともいえるライダーズ・オン・ザ・ストリームを結成した。

ドアーズ:エキセントリックなデビューアルバム

ジム・モリソンのカリスマ性、ジャズやラテンの要素を取り入れたサイケデリック・サウンドで、愛と平和の時代を死と性愛の世界で塗り込んだデビュー作。彼らが開け放った知覚の扉の向こう側へと急ぎたてる様な「ブレーク・オン・スルー」。

ほとんど性愛行為にも等しい「ハートに火をつけて」

父親殺しと近親相姦をテーマにした「ジ・エンド」

どの曲もジム・モリソンの挑発的な存在があってこそ成り立つ過剰に扇情的な世界が広がっている。バンド・サウンドも絶望的、幻想的と様々な表情を演出。ベースではなく、キーボードを採用している。

全米1位。全英43位。


THE DOORS (break on through live )

 


The Doors – Light My Fire (Live At The Isle Of Wight Festival 1970)

ドアーズの名曲「ハートに火をつけて / Light My Fire」

セクシャルなサイケデリック・ソング。即興性に富んだしてーじを作品化したような自由度の高い楽曲で、幻想的なオルガンやラテン調リズムのギターから妖しくエキゾチックな香りが立ち上がり、ジム・モリソンのクールな歌唱と絶叫のコントラストでクライマックスに到達する様子も性愛行為を思わせる。

元々は、ギタリストのロビーが書いた曲で、後でジムが歌詞を変えたと言われている。

 

Track Listing
01 Break on Through 3:43
02 Soul Kitchen 3:58
03 Crystal Ships 3:29
04 Twentieth Century Fox 3:53
05 Whisky bar 2:27
06 Light My Fire 3:45
07 Back Door Man 4:31
08 I Looked at You 1:47
09 End of the Night 3:17
10 Take it as it Comes 3:33
11 The End 3:33

 

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