表題どおり、伝説のスーパーロックバンド「Queen /クィーン」は、本国イギリスの評価よりも、日本で人気に火がついたとも言われてます。
伝説のバンド「Queen / クィーン」は、イギリスより先に日本で火が付いた?
今までのレッド・ツェッペリンやディープ・パープルのように、ロックは男子のモノから、女性にも、とても人気があったのがクィーンの特徴でした。
クィーンがデビューした73年、当初「ツェッペリンのような本格ハードロックに、イエスのようなコーラスとそして美しいルックスを加えたバンド」といったキャッチコピーで紹介されていた。つまりQueen/クィーンは、美形のハード・ロック・バンドとしてデビューしたので、当時の「美形ハード・ロック・マニア」とでも呼ぶべきか、日本の一群の少女層に積極的に支持されました。
MUSIC LIFE 「華麗なるクィーン」
1960年代から発刊されていたシンコー・ミュージック発行の洋楽マガジン「MUSIC LIFE」。当時は洋楽ネタのバイブルだった。Queen/クィーンのジャンボ・ポスター付きとは、泣かせますね。当時の紹介がどんな感じだったのか、中身も見てみたいです。
とにかく、センセーショナルな話題を集め、まずアイドル的な人気を獲得した。たしかにこの頃のフレディ・マーキュリーのグラマラスなメイクや衣装は、まさに少女マンガのヒーローだったかもしれない。デビュー当時においては、本国イギリスよりも日本で熱狂的に迎えられていた。後にクィーンが単なるハード・ロック・バンドではないことを知らされるわけだが、そのクィーンに最初に目をつけたのは日本の少女たちだったのだ。
僕の中学時代でも、女子は、早くデュラン・デュランやカルチャー・クラブなどビジュアル系には、鋭く反応していましたね。ドラムとコーラス担当のロジャー・テイラーはその甘いルックスから、ファンの熱狂ぶりはすごかったようです。映画の中でもちょっと描かれてましたね。
日本でデビュー当時からクィーンにインタビューの他、行動もよく共にされていたのは、この「MUSIC LIFE」元編集長の東郷かおる子さんです。小林克也さんとの対談で、クィーンのメンバーについて、語っています。
フレディ・マーキュリーは、お茶目でふざけたりする。ブライアン・メイは、真面目でカメラ嫌い、あまり撮らせてくれなかったとのこと。ロジャー・テイラーは、バンドの事をいろいろ決める。ジョン・ディーコンは、雰囲気からもわかるように内気で受け身で自然体な印象だったそうです。
1974年12号の「MUSIC LIFE」の表紙を飾ったQueen/クィーン。
1974年には、セカンドアルバム「QueenⅡ/クィーン2」とサードアルバム「Sheer Heart Atack/シアー・ハート・アタック」がリリースされて、本国イギリスでも2位と5位を獲得。ここからQueen/クィーンの黄金期に入っていく。
死ぬまでに聴きたいアルバム「QueenⅡ/クィーン2」について>>>
Queen / クィーンの特徴
クィーンの音にはどのような特徴があったか。
特筆すべきは、ブライアン・メイによるギタープレイだ。70年代のハード・ロックのギターと言えば、歌のバッキングの時にはおとなしく単純にリズムを刻み、ソロの時張り切る、というのが普通だった。今でもそういうスタイルは多い。しかし、ブライアンのギターは、全く異なり、彼は、自分のギターを多重録音する手法(オーケストレーション)を使った。その独創的な音色によって、シンセサイザーのような役割もはたしていた。
クィーンの場合、メロディーや持続音を担当したのは、ギターだけだったかというとそうではない。クィーンのサウンドを決定づけたもうひとつの大きな要素は、コーラスの多用だ。クィーンのコーラスは、イエスなどをははるかにしのいで独創的かつ効果的だ。和声の組み立て方はごくノーマルだが、声の出し方、エフェクト処理?等によって、多用なコーラスを作り上げている。
正統派ハード・ロック的リズム・セクションに独創的なギターとコーラスが加わり、そこにフレディ・マーキュリーのパワフルで特徴ある声がかぶさったもの。それが初期のクィーンのサウンドといっていいだろう。
きっかけは、美形だったかもしれないが、そんなクィーンに飛びついた日本の少女達。さすが!!
映画「BOHEMIAN RHAPSODY / ボヘミアン・ラプソディ」限定Tシャツ販売開始!
2018年秋に公開となったQUEENの映画「ボヘミアン・ラプソディ」限定Tシャツが入荷しました。タワレコや、HMVでも販売されている様です。(ちなみに当店がお買い得の様です。)
伝説のライブのワンシーンですね。夕陽に浮かぶフレディ・マーキュリーのライブパフォーマンスが見事にデザインされています。
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