フジロック:ヘッドライナー「SIA」の魅力

夏の音楽一大フェスティバル、フジロックが今2019年も開催予定を告知されました。フジロックは1997年に山梨県富士天神山スキー場で開催され、場所をうつしてからも毎年開催され、現在は新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催されています。期間は7月下旬もしくは8月の下旬で、広大な野外会場に国内外200組以上のミュージシャンがそろう、日本最大規模の野外音楽イベントとして世界中のロックファン、ポップスファンを楽しませています。

フジロック2日目ヘッドライナーの「SIA」って

今年のフジロックのヘッドライナーとして登場する、SIAという女性歌手をご存知でしょうか。彼女はオーストラリア、アデレイド出身の40代女性で、1990年代半ばから歌手としてのキャリアをスタートしています。彼女はジャズバンドの歌手でしたが、本人がこれほど有名になる前にはリアーナ・ビヨンセ・エミネム・シャキーラ・ブリトニースピアーズ・マルーン5などの名だたる有名歌手に楽曲提供をしています。シンガーとして注目されませんでしたが、良質な曲を書くソングライターとしいては有名な人でした。そして、2013年にリリースした曲がきっかけで爆発的人気を手に入れました。20億回以上の再生回数記録達成の、「シャンデリア」という曲は大変有名です。

ではSIA彼女の魅力について紹介しましょう。
長いキャリアを持つ歌手でありながら、近年急に爆発的な人気になったのは、音楽の路線変更とミステリアスな売り方の成功にあります。彼女は長年歌ってきた以前のポップやカントリーの路線をやめ、クラブポップスに変更したのです。それと同時に現在の音楽会に欠けているものはミステリアスだ、と気が付いた彼女は、マスクを被ったり髪の毛で顔を隠したりして徹底的に素顔を出さないようにしました。顔が見えず、プライベートを明かさないことでミステリアスさを強調することに成功したSIAですが、昔は普通に顔を出して活動していました。そのため、現在でも素顔をみようと思えば見ることが出来ます。しかし顔を隠している歌手が歌うほうが歌詞やメロディーがより入ってきやすい、という人も居ますので、やはり路線変更が成功のきっかけでしょう。

フジロックでのSIAが楽しみです。

SIAの魅力は独特なハスキーボイスです。聴いている人の魂に響くようなドライかつハスキーな歌声であり、全ての曲1つ1つに込められた思いがまっすぐに伝わるような声でもあります。というのも、彼女はアルコール中毒やドラッグ中毒という沢山のアーティスト達が苦しんだことがある過去、更にはパセドウ病、うつ病を持っており、自殺を考えるほどに追い詰められた経験があるそうです。

人に提供する曲は世界で売れても自分で歌う曲は売れない、ということの連続であり、病気や各種依存症もあって決して楽な人生ではなかったため、感情が曲にこめられやすいのかもしれません。彼女は歌でその思考や感情を表現し、聴くものに訴えかけているです。現在は、ラビリンスとディプロという大物2人と組んで「LSD」というグループも組んでいます。こちらも彼女の魅力を堪能するには十分すぎるグループですので、興味がある方は調べてみて下さい。

また、SIAの生き写しかと思われるような少女ダンサーが舞台でも踊ることが多いのですが、ダンサーの名前はマディー・ジーグラーです。クラシックバレエのダンサーである彼女はミュージックビデオの中だけでなく、ライブでも顔を隠して歌うSIAの前で彼女と同じ髪型をしながら踊ることが多いです。この少女ダンサーを通じてSIAはダークでありながらポップな自身の曲を表現しているのです。曲に合わせて踊るときにはクラシックバレエではなく、表現ダンスをしており大変な迫力で迫ってきます。

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