ストーンズのルーツ「シカゴ・ブルース」とは!?

左:ハウリン・ウルフ 中央:ボディドリー 右:マディ・ウォーターズ

 

ローリング・ストーンズが往年のブルースのカヴァーアルバム「BLUES & LONESOME」をリリース。ストーンズがルーツと認めるブルース。ブルースにもいろいろと歴史ありだが、今回は、ストーンズが特に影響を受けたシカゴ・ブルースについて。

 

シカゴ・ブルースは、ブルースの代名詞として使われることさえある。そしてビッグ・ボスは言うまでもなくマディ・ウォーターズだ。マディはミシシッピ臭さを臆面もなく北部の大都市シカゴに持ち込んだ。そしてマディ・ウォーターズ・ブルーズ・バンドを結成。

 

このバンドの卒業生がいずれも優秀だったことが、シカゴ・ブルースを一層面白いものにした。リトル・ウォルター、ジミー・ロジャースらは、マディがいなければ、あそこまで表に出てこれなかったのではないか?(言い過ぎかな?)

 

彼らをマディ派とするなら他方には、ハウリン・ウルフ、あるいは、さにー・ボーイ・ウィリアムスン2世という一筋縄ではいかない連中も、子分を従え暴れまくっていた。50年代のシカゴ・ブルースは、バンド・ブルースとしては超一流だ。この頃のブルースを、若かりしミック・ジャガーとキース・リチャードはかなり影響を受けたようだ。

 

 

そして60年代に入ると、次の世代であるマジック・サム、オーティス・ラッシュ、フェントン・ロビンスンらに期待が集まった。しかしマジック・サムは70年代を待たずに死亡。その他の人々も決して順調ではなかったが、シカゴ・ブルースの持ち味は80年代にまで受け継がれていった。

 

どんな音楽もどこかで影響し合ってるものだが、もし50年代のシカゴ・ブルースが存在しなかったらロックも変わっていたかもしれない。

若き日のローリング・ストーンズ

 

Muddy Waters & The Rolling Stones – Baby Please Don’t Go – Live At Checkerboard Lounge 1981

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