エリック・クラプトンのおすすめアルバム 7選

「ギターの神様」エリック・クラプトンのアルバム7選

エリック・クラプトンは、60年代のデビューから55年以上が経ちます。ギターの神様スロー・ハンドと呼ばれています。世界中の老若男女に愛されるロック・スターのひとりです。大人になってエリック・クラプトンを聴きたいという若い方も結構います。「どのアルバムがおすすめですか?」という質問も多いので、ここで紹介したいと思います。これまでリリースされたアルバムは、ヤードバーズ時代からソロ活動時期まででも、50を超えてます。いろいろとご意見はあると思いますが、エリック・クラプトンの若い時代のものから、最近のものまで幅広く選んでみました。

1966年:「Bluesbreakers & John Mayall With Eric Clapton」

エリック・クラプトンが在籍した時期のブルースブレイカーズの唯一のスタジオ・アルバムで66年のリリース。全体的にシカゴブルースを彷彿させる曲が多いが、後の「CREAM」に通じるアグレッシブなR&Bも感じることが出来ます。クラプトン作の「Double Crossin’ Time」と言う曲もあります。

スタジオでは、エンジニアと口論してまで実現した新開発のマーシャル・アンプとギブソン・レスポールのパワフルなトーンが、後にブリティッシュ・ブルース時代の始まりになっていきます。このアルバムのヒットでエリック・クラプトンは、一気に時代の頂点に登り詰めていきます。

1967年:「Disraeli Gears」/CREAM (カラフル・クリーム)

ロック史の中でも燦然と輝く名盤中の名盤。67年リリース。これが、トリオのサウンドというのを忘れさせるアルバムです。1曲目の「ストレンジ・ブリュ―」から「サンシャイン・ラブ」「苦しみの世界」「夜通し踊ろう」・・と続く前半(A面)には、度肝抜かれること間違いなしです。

先導するのは、ワウワウ・ペダルやウーマン・トーンを駆使したエリック・クラプトンのギターで、ブルース・ギターリストとしてのエリック・クラプトンの個性も十二分に発揮されているアルバム。

エンジニアにはトム・ダウドがあたり、彼の力も無視できないです。

1970年「Layla And Others Assorted Love Songs / Derek & The Dominos」

こちらも言わずと知れた名盤中の名盤ですね。エリック・クラプトンが結成したデレク&ザ・ドミノズのデビュー盤。本作をエリック・クラプトンの最高傑作と推す人も多いです。クラプトンにとっても、絶好の環境だったんじゃないかなと思います。

アルバム全編にわたって、あのデュアン・オールマンが参加。ギターリストが2人という安心感からか、憧れていた南部音楽を象徴する男、オールマンへの敬意からか、あるいは、彼へのライバル意識からか、クラプトンものびのびと持ち味を発揮している。もちろん聴きどころは、「Layla/いとしのレイラ」です。


Eric Clapton – Layla (Live) アコースティック・バージョン

1974年「461 Ocean Boulevard」

ドラッグと酒の依存症から復活した新生エリック・クラプトン・バンドによるクラプトンの復帰第1弾。録音に使われたスタジオの住所をそのままアルバムタイトルに使われました。

収録曲には、ボブ・マーリーのカヴァー曲「I Shot The Sheriff」がヒット。ソロとしては全米1位を獲得する最大のヒットになり、ロック界にレゲエを知らしめる曲になりました。その他、エルモア・ジェームス、ロバート・ジョンソン等の往年のブルース・マンのカヴァーしているが、どの曲もカラッと乾いた印象になっています。

このアルバムは、クラプトンにとってロック・シーンの最前線への復帰作であると同時に、前売アルバム・チャートを4週連続キープした最大のヒット作。

1977年:「Slowhand」

ヤードバーズ時代の愛称をそのままアルバムタイトルにしたアルバム。バンド・スタイルに戻り、ホーン・セクションを積極的に取り入れ。メリハリのあるサウンドとなっています。マーシー・レヴィとの共作曲の「Lay Down Sally」(全米3位)、「Wonderful Tonight」(ライブでプレイされている曲)など、比較的ポップな曲が目立ちます。

このアルバムの最大の聞きどころは、1曲目のJ.J.Caleの「Cocaine」。自身ドラッグ漬けの低迷期をイメージさせる曲を意識的に取り入れることで、クラプトン自身過去の事にしていったのかもしれない。ライブでもプレイする1曲です。

イギリスでの録音だったせいか、明るく軽快なクラプトンのヴォーカルを聴くことが出来る。

1998年「Pilgrim」エリック・クラプトン

日本のアニメーターの貞本氏がアルバム・アートワークを手掛けた。後のヒット曲「チェンジ・ザ・ワールド」のプロデューサーになるベイビー・フェイスがコーラスにも参加。全体的にスローな曲が多く、聴きやすいアルバム。ギターが前面に出ずに歌で聴かせてくれるアルバムだ。

このアルバムから、エリック・クラプトンを知った人って結構多いんですね。

1992年:「unplugged ~Acoustic Clapton」

全曲アコースティックで聴かせてくれるライヴ・アルバム。収録曲の「TEARS IN HEAVEN」が全米2位を獲得。アルバムもグラミー賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得。また男性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞も獲得。ブルース・マンのカヴァーも忘れてなく、「ウォーキング・ブルース」、「ローリン&タンブリン」などのカヴァー曲も収録されている。


Eric Clapton – Tears In Heaven (Official Video)

名曲「TEARS IN HEAVEN」アコースティック・ギターの楽譜を1曲からゲット

【関連記事(エリック・クラプトン)】
●2019年エリック・クラプトン来日武道館ツアー気になるセットリストは?

●死ぬまでに聴くべきアルバム:Derek And The Dominos / Layla And Other Assorted Love Songs (1970)

●バンドT:CREAM クリーム / Disraeli Gears バンドTシャツが入荷

●エリック・クラプトンの波乱な人生①:生い立ち~クリーム時代





LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です