「現代の3大ギタリスト」のひとり デレク・トラックス

早熟のギターリスト:デレク・トラックス

デレク・トラックスが、初めてギターを手にしたのは、9歳の時で、なんと翌年にツアーにでるやいなや天才少年として名前が知れ渡る事になりました。13歳にしてボブ・ディラン、バディ・ガイのライブにもゲスト出演するなど、デレクの天才ギターリストぶりはこの頃、すでに多くの人に知られて行きました。

デレクが13歳の時

デレク・トラックスが憧れたミュージシャン

幼少の頃は、デュアン・オールマンなどのスライドギターに憧れていたようですが、次第にマイルス・デイヴィス、オールネット・コールマンのなどのホーンプレイヤー、さらにオーティス・レディング、レイ・チャールズなどのシンガーにも夢中になっていきました。

インドのサロード奏者、アリ・アクバルカーンの音楽大学に在学中、楽器をヴォーカルのように演奏するべきだという彼の教えに共感したというデレク・トラックス。まさに彼のギターは、人間の歌声のようです。

デレク・トラックス:97年にデビュー

97年にアルバムデビューを果たし、デレク・トラックス・バンド名義でアルバムを次々に発表。その中でプレイヤーとしての魅力を開花させたとも言えるサード・アルバム「ジョイフル・ノイズ」は名盤です。

クラプトンのツアーにも同行

99年には、オールマン・ブラザーズ・バンドに参加し、デレク・トラックス・バンドとして平行して活動。06年には、エリック・クラプトンのツアーメンバーとなり、実は、デレクの名前の由来となったデレク&ザ・ドミノズの名曲の数々を名演し、デュアン・オールマンの再来のようなスライドでファンを熱狂させました。

「エニイ・ディ」は自身のライブでもたびたび演奏しているおススメの必聴曲です。この頃のローリング・ストーン誌でジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテとともに「現代の3大ギタリスト」として取り上げられました。

08年に自宅にスタジオを作り、そこで録音された「オールレディ・フリー」はサザンロック色の強い名曲です。10年に妻のスーザン・テデスキとテデスキ・トラックス・バンドを結成し、「レヴェレイター」をリリース。このアルバムは、グラミー賞をしました。

 

出典:大人のロック





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